昨今では少なくない企業のテックブログにおいてLLMで生成したままのような低品質な記事をよく見かけるようになりました。
独特の単語と文章構造、読みにくい日本語、文章量だけはやたら多いがうすっぺらい冗長な記事。
低品質化がひどすぎて少なくないテックブログを見ることをやめることが増えました。
テックブログのメタクソ化です。

私はこのような振る舞いはテックブログの本来の目的と逆の効果を生むので避けるべきだとおもっています。
多くの企業はテックブログを気軽なアウトプットの場所にとらえていますが、あくまでも企業の名前を看板として背負っていることを忘れてはいけません。
気軽さは大事ですが企業の活動としておこなう以上は最低限のクオリティが必要だと考えています。

企業の名前で低品質な記事を書くということは「手を抜いた低品質なものをアウトプットとして恥ずかしげもなくだせる企業」に見えているということです。
あなたの会社は「アウトプットにこだわりがない」「テクニカルライティングもまともにできない」「技術にこだわりがない」「社内のコミュニケーションはもっと酷いのだろう」なんて思われています。
それってテックブログとして正しい姿ですか?

たとえば、イベントに登壇した人が生成したスライドで練習した様子もなくたどたどしく発表したらどう見えるでしょうか?
社内で資料の確認や練習をしなかったのかとおもわれるでしょう。
ポジティブな印象をもたれるとは言い難いです。

LLMを使うことでたくさんの記事を書けるからPVは上がっている、と言う人もいます。
しかし忘れてほしくないのがテックブログの本来の目的はPVを集めることではないということです。
テックブログの本来の目的は優秀な人材を採用することにあります。
果たして、貴社の求める人材はLLMで書かれた低品質な記事を有難がって読むような人でしょうか?

勘違いされたくないので明記しておきますがLLMで書いたからダメというわけではありません。
LLMとアイディアを考えたり、LLMで草案を作って人間が手直しをするというのはむしろ上手いやり方でしょう。

また、記事は高品質なものでないといけないという話でもありません。
慣れてない人が記事を書くということもとても大事なことです。
テクニカルライティングの練習にもちょうどよい機会ですから。
周りの人がサポートして最低限のクオリティまでもっていけばよいだけです。

いずれにせよ大事なのは他人に見られているのだということを決して忘れてはいけないというところにあります。
あなたの会社はAIで効率化する会社ですか?それともAIで手抜きする会社ですか?