給湯室とか飲みの席で「もうこんな会社やめてやる」「まじで転職するわ」って毎回言ってる人いるじゃないですか。上司がどうとか給料がどうとか人事評価がどうとかとにかく口を開けば会社の不満が出てくる。でもそう言い続けて半年経っても1年経ってもその人はまだ同じ席で同じ愚痴をこぼしてるんですよね。
こういう「転職したい」が口癖になってる人ほど経験上ほんとに転職しないんですよ。
最初のうちはまわりもちゃんと愚痴を聞いてくれるんですよ。大変だねって同調してくれるし親身になって求人サイトや転職先を教えてくれる人もいる。でも同じ愚痴を3回4回と聞かされるうちにまわりの反応はどんどん薄くなっていく。言うだけで何も動かない人に本気で付き合ってあげるのって、聞いてる側もさすがにだんだん疲れてくるんですよね。
聞き流されるようになると本人のやる気も落ちていくし、まわりも「どうせこの人は変わらない」と思って手をかけなくなります。難しい仕事を任せてみようとかこいつを伸ばしてやろうという気持ちも自然と失せていく。本人は会社が嫌で言ってるだけなのにいつのまにか"関わりたくないヤツ"になっちゃうんですよね。
これがいちばん怖いところなんですけど、そうやって放っておかれていくと肝心のスキルも人脈も止まっちゃうんです。転職市場で見られるのは結局この数年で何をやってきたかなので、愚痴りながら足踏みしてた時間は外から見るとほとんど空白なんです。文句を言い続けてるあいだにいざ動こうとしたときの手札がどんどん減っていく。転職したいと言い続けた結果として転職できない体になっていくわけです。なかなかの皮肉ですよね。
たぶん愚痴ること自体が行動の代わりになっちゃってるんだと思います。「転職したい」と口に出すとそれだけでなんか一歩前に進んだ気になれてその場はスッキリするんですよね。でもそのスッキリで満足しちゃうから、求人を見るとか職務経歴書を書くとかいう面倒な行動には手が伸びないんですよね。ガス抜きが上手すぎて逆にいつまでも爆発しないみたいな感じです。
だから転職したいって気持ちが出てきたら、それを言葉にして消費してしまう前にちょっとだけ手を動かしておくのがいいです。とりあえず求人眺めてみるとか、なんだったら面接受けてみるとか。愚痴に使う時間のほんの一部をそっちに回すだけで将来は結構変わってくるんじゃないかなあとおもいます。
ほんとに転職する人ってだいたい静かにさっさと動くんですよね。逆に転職したいと言い続けるほど実際に転職できる可能性は下がっていく。みなさんは愚痴を言うのもほどほどにして思い立ったら早いうちに動きましょう。