ここ最近どうにも仕事がうまくいかない。出した企画は通らないし担当した案件は数字が伸びないし頑張っているはずなのに評価される気配もない。やることなすこと空振りで自分はもうダメになったんじゃないかと夜中に天井を見つめる。そういう時期って誰にでもあると思うんですよね。

で、そういうスランプのときに僕が自分に言い聞かせているのは成果なんて割と運で決まるんだから真に受けすぎるなということです。

身も蓋もない話なんですけど出した成果がよかったか悪かったかって自分の実力だけで決まってるわけじゃないんですよ。たまたまタイミングがよかった、たまたま上司の機嫌がよかった、たまたま競合がコケた、たまたま景気がよかった。逆に全部が裏目に出ることもある。同じことをやっても当たる年と当たらない年があってその差の結構な部分は自分にはどうしようもない外側の要因だったりします。

RPGで考えるとゲームの中で敵に攻撃するときどれだけ攻撃力を上げてもたまに「ミス」って出るじゃないですか。命中率が100%じゃないから強いキャラでもサイコロの目が悪ければ普通に外す。逆にへなちょこな攻撃がクリティカルでたまたま大ダメージを出すこともある。1回1回の結果はあくまで確率の上に乗っかっているだけなんです。

成果ってまさにこれで1発の当たり外れに一喜一憂してもしょうがない。敵に負けたのは攻撃力が足りなかったからとは限らなくて単にサイコロの出目が悪かっただけかもしれない。なのにミスが3回続いただけで「自分は弱い」と決めつけてセーブデータを消そうとする。これがスランプのときの人間なんですよ。

じゃあ何を見ればいいかというと成果じゃなくて自分の能力です。

能力が上がっていれば命中率は確実に上がります。1発1発を見てると相変わらず外すんだけど長い目で見たときの成功率は明確に違ってくるし当たったときのダメージもデカくなる。それがわかるとちょっと外したくらいどうでもいいんだってわかります。本当に追うべきは「今回当たったか」ではなくて「自分のステータスが先月より上がっているか」なんですよね。

ここを取り違えると成果が出ない時期にひたすら自分を責めて消耗するだけで終わる。逆に能力さえ積み上がっているなら今は運の目が悪いだけだから焦る必要はまったくない。ステータス上げてればそのうち命中する回が来るし来たときのダメージもでかくなっている。

成果はサイコロの出目次第で決まるのに対して能力は手元に積み上がっていく資産です。スランプのときに削れるのはたいてい前者で後者は黙々とやっていれば裏切らない。だからへこんだ夜は今日いくつ外したかじゃなくて今月どれだけ能力が上がったかを数えればいい。当たるのはそのあとで勝手についてきます。